INTRODUCTION
「TYMM」=「Toraneko, Yuduki, Mck4y, Masamune」
影響を受けたカルチャー・育ってきた世代・そしてクラブへと連なる足跡さえ異なるも、シーンの時好に傾倒しすぎない独自のフリークな見地で音楽(Techno, House, Drum’n’Bass etc…)のエッセンスを追い求める4人が、各回毎に世代を超えた異なるゲストをお呼びし、共に嗜好を重ね合わせていくパーティ「TYMM」
今回は自身の持つスタイルを、現在進行形で突き詰めている2名のベテランをお呼びした。
1人目のゲスト、Morphonics a.k.a. 紙袋氏は、日本のレイヴシーンを語る上で外せない「RAINBOW2000」でのプレイ経験や、東京のHardgrooveシーンを彩った「EXTREMA」のレジデントとしてもプレイしてきた歴戦のベテランだ。Hard House/Hard TechnoからHardstyleまで、軸足は硬質な音を求めつつも、ハイエナジーで極彩色なサウンドも乗りこなすスタイルが持ち味といえるだろう。
2人目のゲスト、Kouki Izumi氏は同人テクノレーベル「technoA」を主宰し、「Diverse System」や「秋葉原重工」にも楽曲を提供するプロデューサー/DJである。
フロアに機能するマッシブなキックを軸にした、氏の制作するテクノは、聴き手にとってフックとなる仕掛けと陶酔性を施したものが多く、またDJとしてもPCの機能をフルに用いた多角的なアプローチで制作楽曲とリンクした、恍惚とした瞬間を生み出すプレイが体感できる。
「TYMM」レジデント陣も全員、クラブでテクノの洗礼を受けた者であることには違いなく、ゲスト2名とも違うバックグラウンドから引き出された魅力を持つ音楽がどう繰り出されるかにも期待してほしい。
生まれてから30年を迎えるテクノというジャンル、ひいてはダンスミュージックの中に存在する解放感──エクスタシーな本質を共に会場で再発見できたら幸いだ。
EVENT INFO
Day/Time
2025/1/4(sat)
OPEN:23:00
CLOSE:5:00
Venue/Place
Another Dimension(Shibuya,Tokyo)
Entrance
¥2,000(in.2Drink)
GUEST DJs
Kouki Izumi
(technoA / Aramitama)
東方同人サークル「荒御霊」として2007年活動開始。数多くの東方アレンジCD・小説作品を発表する。
2011年に同人では珍しいアナログレコード「HADES / DENDERA」をリリース。
東方二次創作ゲーム「東方ダンマクカグラ」「東方ロストワード」「東方幻想麻雀」に楽曲を提供。
現在はダークでアンダーグラウンドなTechnoに傾倒し、最新のテクノシーンと東方楽曲の深い融合を実現するため活動を続けている。
同人テクノレーベル「technoA」としても活動し、同人音楽界をベースにCDのリリースやパーティの開催を行う。
DJとしては恍惚的なTechnoのグルーヴを追求し、自身の楽曲を含むいくつものテクノ・トラックをミックスし続ける濃密なプレイで同人音楽系・テクノ系といったフィールドを問わず数多くのイベントに出演する。
津田沼のDJ&BBQダイニングバーMediterraneo casa Tsudanumaにて、東方音楽オフ会「博音会」から派生した東方DJパーティ「ツダヌマファンタジア」を主催。
Morphonics a.k.a. 紙袋
1997年よりハードハウス・ハードテクノDJとして「HASHIMOTO」名義にて活動を開始。自ら主催していたNu-NRGパーティー「ボトムライン」をはじめ、「CROSS OVeR」「GROUND=ZERO」、UKアシッドテクノの草分け的パーティー「MASS」など、数々のパーティーでレジデンツを務める。野外レイヴでは「RAINBOW2000 HAKUSAN」TECHNICS GARDENや「DISCOVERY」@清里ハイランドパークなどに出演。2003年には、名義を「Morphonics」に変更し活動を再開。紙袋を被った独特な風貌で、日本のHardgrooveシーンを牽引するパーティー「EXTREMA」や「TOKYO HARD GROOVE SESSION」などに参加。Hardstyleパーティー「DefDistortion」のレジデンツも務める。現在は不定期で「RAVERS FACTORY」を主催しつつ、アンダーグラウンドな活動を続けている。
TYMM Crew
Toraneko
(WARAHOUSE)
2018年にDJ活動を開始後、早稲田茶箱にて行われたテクノ・ハウスパーティー「GO UP」の立ち上げに参加し、活動を本格化する。
テクノとハウスを軸に、曲の構成の中にあるリズムや音の質感などの共通項にフォーカスを当て、グルーヴがその場に残存するよう選曲する審美眼と、即興性も含めた律動的なプレイスタイルを用いて、フロアに上手く機能できるよう日々模索しつつ、都内を中心に活動中。
2020年には『ローともハイとも付かぬ中庸なテンションを維持する』をテーマにしたオンライン配信イベント「WARAHOUSE」を企画。後に早稲田茶箱を拠点とするパーティとしてリニューアルし、主宰の一人を担っている。
現在は「WARAHOUSE」に加え、渋谷Another Dimensionで行われている「TYMM」と、高円寺knockにて偶数月で行われている「texture」のレジデントDJを務めるなど、徐々に活動の場を広げている。
yuduki
(Hardonize)
レコード店の店員&バイヤーを池袋と柏にて9年間務め、その間で培った知識とセンスを元にDJをスタート。叩きつけるようなハードテクノを主軸としながらも、華やかになるような心地の良いハードグルーヴ、更には強烈なベースが炸裂するテックダンスといった様々なジャンルを織り交ぜるプレイスタイルで関東圏内を中心に活動を行っている。
2008年から早稲田茶箱にてハードテクノを中心とし、周辺ジャンルをも巻き込んでDJ各々のハードテクノを表現するパーティ「Hardonize」をオーガナイズ。2020年以降のコロナ禍では主戦場とするハードテクノ以外にもDeep Techや声優楽曲のDJ配信などにも参加し、常に「グルーヴ感」を大事にしたDJでプレイの幅を更に広げている。
好きな言葉は「太いボトム・重いキック」。
Mck4y
(HARDGROOVE COMPANY)
1995年生まれフルタイムゆとり世代。 中学時代から欧米のメタルを中心に数多の音楽と触れ合いながら数年前よりHard TechnoやDrum & Bassなどヘヴィで機械的なジャンルに傾倒。
DJとしては2018年からキャリアをスタート。コロナ禍が落ち着き始めた2022年4月にCIRCUS TOKYOで開催されたGentlemens Clubの来日公演の公募に採用されメインステージのオープニングアクトを務め、
同年には渋谷Visionで開催されていたパーティー”Techno Invaders”や10月に来日したZomboyの渋谷WOMB公演のサポートなど年間60本以上のパーティーに出演し活動を重ねている。
主にTechnoを中心にHouseやDrum n Bass、UK Dubstep等のクラブミュージックからHIPHOP、JPOPなどジャンルレスにプレイ。
Masamune
(A面打破 / Highway Driving)
2020年3月より配信イベントにてDJ活動を開始。
2020年11月からはアニソンアーティストや声優楽曲のシングルB面/アルバム曲といったノンタイアップ中心のA-POP楽曲mix配信イベント「A面打破」をオーガナイズ。
2021年4月からはDrum&Bass関連ジャンルオンリーのパーティ「Highway Driving」をオーガナイズ、現在は阿佐ヶ谷DRIFTを拠点として2022年7月より隔月で継続開催中。
オタクとクラブの狭間で、感情を揺さぶりながらもグルーヴ感を維持する独自のプレイスタイルを開拓している。